2008年7月8日火曜日

ネットワーク演習 某博物館への提案 まとめ


今回のレポートは長くなっています。
ご了承ください。





今までの約4週間、都内の某博物館(?)への新しい提案として、
「自己成長」をテーマに、デジタルハリウッド大学の学生と協力し、
演習を行っていました。


その最終発表が、先日日曜日に行われました。
写真はその時の私のチームの発表の様子です。


●概要
・テーマは「自己成長」
・発表は1チーム15分、そののち15分の講評
・チームは男女混合、約4人で1チーム、1人は必ずデジハリ大の学生が入る


○今回私たちのチームが行った発表概要
・科学に興味のない人が継続的に楽しめるインタラクティブなシステムを作る。
・実空間:仮想空間:ミニチュアの形で3つの某博物館を形成
・実空間は仮想空間およびミニチュアで起きた情報と取り入れる
・仮想空間は来館者の情報交換の場として、来館したこのある人は自由に記入できる。
・ミニチュアは、実際にみた展示のなかで面白いものをICカードに位置情報を入れ、
 ミニチュア上で見ることができる(アシコミ)
・最終的には、実空間としての博物館ではなく、仮想やミニチュアの中で外部の意見が
 相互に関係し、自己成長していく…というテーマでした。

●チームへのコメント
・チームとしての連携がなっていない
・『グループワークで失敗する典型例』
・「民主主義じゃうまくいかない」
・仮想ってむやみに使わないでくれ
・「これって結局なにになるの?」
・このチームだけ5段階評価で3点
・共感できるのか?
・ターゲットの対象が曖昧
・内容がありすぎる。ミニチュア・アシコミだけでよかった
・資料が多い




…といった具合でした。


○感想・反省点・次回生かしたい点など

 まずこの場で申し上げたいのですが、私が涙を流したことは「女」であるですとか、「撃たれ弱い」ですとかそういった理由ではありません。みだりに「泣いた」という事実をおっしゃっていただきたくはありません。…それぐらいに今回の発表について、私は悔しくてたまりません。いまだに夜も眠れず飛び起きてしまうくらいにです。
 講評についてですが、私個人といたしましては、おっしゃっていただいた通りだと感じています。確かに、資料内容も多かったですし、ターゲットもあいまい、最終的な着地もうまくいっていないように私も感じます。ただ、私は自己成長という点や外部の意見が取り入れられることの場としては共感しておりました。
 ストイックに…とお言葉を多々頂きましたが、「24時間寝ずに」「2週間自分の時間をもてるだけ削り」「家にも帰れない」精神状態ではなかなか客観視する時間がなかったのが現状でした。体力的な面ではストイックでしたが。そういった点で役割分担がうまくいっていなかったのかも知れません。
 内容も『空中分解』と、お言葉をいただいたとおり最終的には多く出たアイデアが、散漫になってしまったようです。



 今回の発表内容を今後に発展させるのであれば、アシコミのみに絞り、来館した時点での楽しみを増やす方向もよいかと思います。
 たとえば、他グループの「タッチャン」と若干趣向が似ていますが、「draw-communication(仮)
」というのですとか。。。
①来館者にレーザーポインタとメガネを貸し出します。
②展示を見てまわっていると、メガネをかけると展示前にホワイトボードが3Dで表示されています。
③面白いと思ったものにはレーザーポインタで文字や絵を描きこみます。
→実際にきた人がその場で書き込める。
→作品の前にあるスケッチブックでコミュニケーションをとるようなイメージ
→デジタルデータなので、悪い書き込みがあった時に削除しやすい。(アナログな落書きよりも)
→フィジカルな面白さを。
→書き込みしたところをレーザーポインタが位置情報をあつめて、mini-scape(ミニチュア)上で足跡の確認をしたりですとか、博物館側としては、どういった展示に人気があつまったか統計しやすいかも?(女性や10代など簡単なアンケートをつけるなど)




参考Web
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0709/14/news048.html



 その他の感想といたしまして、ここで申し上げたいのは、「チームの連携がなっていない」「グループワークで失敗する典型例」とまでお言葉をいただいたことでしょうか。今回の発表では、そもそもグループという形しかも多大の人とのグループでチームとしての連携に最も苦労しました。確かに序盤から終盤に至るまでの8割以上の仕事が一部の人間によってのみ行われていました。どうしたら良いかわからないままこうして発表も迎えてしまいました。ただやった立場としては、笑われることですとか、泣いている自分や友人の姿を写真で収めるようなことですとか、他のいろいろな諸要素は、憤りという感情となって私のなかにこみあげてまいりました。「聞き分ける」といった技巧云々ではなく、おっしゃっていただいた点に関して私個人といたしましては、人格否定とまでとらえられるような具合に感じられました。頭が落ち着いていないその時の、これが正直な気持ちでした。
 民主主義ではいけないということでしたが、どうしたらよかったのか私にはわかりませんでした。言えるとすればグループ制作は、1人1人が自立して初めて実現しそうだということがよくわかった点でしょうか。もちろん自分の未熟さを知るいい機会ではありました。

 
 今回最も自分が反省すべきは涙を流した点だと思います。
 こうした場において弱者をさらけ出すような真似としたことは、同グループかたがたおよび授業をうけている学生の方々に大変ご迷惑をおかけました。すみませんでした。


 自分の行ってきたことを論理的に振り返り、推敲し、遂行することが課題への取り組み方だと感じました。このことが生かせるよう頑張ります。




 本当におつかれさまでした。

9 件のコメント:

HIdenori Watanave さんのコメント...

「draw-communication(仮)」は面白いですね。物理的にはみえない、というところもいい。今回の課題(某施設)はあくまで取っ掛かりなので、いろいろなプロジェクトに着想を活かしていってください。

さて以下、次回講義でも少し触れるつもりですが。ゲストの皆さんのコメントや物言いはさておき、渡邉個人の意見としては、チームh2o2の提案が質・量ともに最も充実していたと感じます。まあ、最後に評価するのは渡邉です。

ブログでも書いたように、今回求められていたもう一つのテーマは「インターネットを活かしたチームメイキングの試行」。そういう意味でも苦労した=得るものがあったチームだと感じます。

プレゼンはあくまでテンポラリな場。発表順、その場の空気、色々なものが影響するわけで、もちろん、そこのみに基づいた評価はしません。

今後に期待しています。

きゃおる さんのコメント...

お疲れ様でした。
なかなか色んな意味でハードでしたね・・・

2人で頑張ったやりとりを色んな意味で一生忘れないと思います。
同じチームとして、はちゃーんに頑張ってもらった点をとても感謝してます。ありがとうm(_ _)m
私自身、今後一緒に仕事をまたしたいと思ってもらえるような人格&技術を習得したいと思います。

どうもありがとう。そしてお疲れ様☆

はちゃーん さんのコメント...

>wtnv先生へ

 コメントありがとうございます。というか心配していただいたみたいで(?)mixiにまでコメントいただきまして、ありがとうございました。ご迷惑おかけしました。

 「最後に評価するのは渡邉です。」という言葉に、私たちの頑張りがちょっとでも救いがあることを期待してしました。いけませんね、結果の詰めの甘さを反省しなくては…。

 だいぶ悲観的にはなりましたが、グループワークで起こりうる負の部分の大部分を経験できたので、今後はよい部分を学べるようなブループワークができたらな、と思います。

 今後期待していただけるような人材になりたいと思います。書きながらまた涙が。。。(笑)




>きゃおるちゃんへ
 コメントありがとう。ついにネタバレもしちゃいました。こういう悔いも残したくないので。
 今回のグループでは、きゃおるちゃんがいなかったら…と思うと怖くて死にたくなります。大学に泊り込みがんばってくれて本当に感謝です。一緒にがんばれてよかったです。涙を流してくれた、きゃおるちゃんは真剣にやってくれたチームメイトだと思います。ありがとう。

一生懸命アフターエフェクトもマスターしてくれたし、本当にがんばってもらいました。

ほんとにお疲れ様でした☆

あしゃ さんのコメント...

ほんとにおつかれさま!
はちゃーんのスキルにはいろんな面で感激してばっかりだよ!
この授業みたいに他大の人とやるグループワークじゃなくたって、
学内のグループワークですら問題は多々起こるのがまだ現状ですね。。。
なんか、ここにいろいろ書きこむとあたしのブログのネタまで書いちゃいそうなので割愛しますが・・・w
ほんとによくがんばってたとおもうよ!
みんな大変だったもんね!
おつかれさま!!!(・∀・)ノ

はちゃーん さんのコメント...

>あしゃこへ
 コメントありがとう!
あさこの笑顔に私は心救われたよ…!

 確かに学内のグループワークでさえ、不安があるもんね。そういう意味では、私たちの弱い部分なのかも知れない。
 グループワークだと技術だけでなくて、そもそもの人間性とか、コミュニケーション能力とかが関わってきて、難しいなーと思わされました。
 その中でもあさこの賢明で一途な姿勢にとても尊敬させられました。ありがとう。

suma さんのコメント...

お疲れ様でした☆

ほんといつもはつみさんの映像には感動でした。
今回、Sさんが好評で映像に対して辛口なコメントしていたのは、初美さんの映像が普通に比べてすごかったからな気がします。
よう
未熟だったら、汚いとかそんな感じで流しちゃうように感じたのは私だけかしら。

もっとすごくなりそうってのが作品のどっかにあったんじゃないのかなって勝手に思っています。
違ったらごめんなさい・・・。

とりあえず、映像によってすごく説明がわかりやすくなったように感じました。

noriko さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
noriko さんのコメント...

お疲れです。

はっちゃんがどんなに苦労して、辛い時間を過ごしていたのかは一緒に作業していてとてもよく伝わってきたので、なんというか、かける言葉がうまく見つかりません。
本当に、大変だったと思います。

いつか渡辺先生が、人はつらい時こそ成長しているっておっしゃってたことが私の頭の中にずっと駆け巡っています。今でも辛いときに思い出します。私自身がとても共感し、励みになった言葉だからです。

人はいろいろな経験をして成長していくものだけれど、一番苦労していたこのグループのはっちゃんときゃおるはきっとこの授業の中の誰よりも大きくなっていたと思います。
あと、はっちゃんの映像というかCGのセンスやスキルには毎回驚きです。

今回のことは自分の中で早く消化して、次に向けてまた頑張ってほしいです。

はちゃーん さんのコメント...

>sumaさん
コメントありがとうです。
映像を褒めてくれてありがとう!

どこかにまだ可能性があるからあそこまで講評されたんだと信じたいです。ありがとう。

sumaさんこそ、映像お疲れです。とまってたり、結構グループでも率先して引っ張っていてチームとしてとてもうまくいっていたように見えます。
グループとして統率を取れていたのがすごくすばらしく思います。

お疲れ様でした!



>noriko氏
コメントありがとう。
今まで見守ってくれてありがとう、笑。
のりこも大変だったと思います。あんなにたくさんの映像を作ったり、連絡係を率先したり、自主的に動いているのりこをチームメンバーに見習ってほしk(ry

のりこしは「私はなにもできないから」って言っていたけども、そんなことはなかったと思います。のりこが動いたからこそチームとしての機能が動いていた気がします。

辛い経験では在りましたが、今頭が冷えてきたので落ち着いてきました。経験を生かしたいと思います。

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